2002/03/07(木) 19:45 - 13 組 宮里 明 (男)
町おこしより町づくり。なるほど。
私の中の定義では、村おこしや町おこしは村や町をPRするため、
何か目玉になるような特産物とかツール(箱物)を作るなど、経済的な要素が絡むもの。
従って目は外(観光客誘致、あるいは同県内でも他の地域の人を対象)へ向いている。
例えば、潰れてしまったけれども宮崎のシーガイヤとか、福岡のドーム球場とか博多どんたく祭り、
しいたけとかマイタケなどの特産物を利用して集客するのが町おこしだと思っています。
それに対し町づくりは、そこに住んでいる人達による村や町全体の雰囲気を作り上げること。
つまり、目は内に向けられ、
自分達の町という認識を持った行動が町づくりと思っているのだが・・・。
例えば沖縄の勝連町などは、小さな子どもから大人まで、町民同士はもちろん、
その町を訪問する人みんなに元気よく挨拶をします。とても爽やかな気分になります。
彼らは実に自分の町のことをよく知っています。何を尋ねてもたいていのことは答えてくれます。
実に爽やかです。
中学校が組合立というのも、勝連町ならではのユニークな発想ですよね。
そういう町づくりを目指した人がいたから、爽やかな町になったのではないでしょうか。
それからすると、町おこしも町づくりも必要だけれども、
順序としては、私はやっぱり町おこしの前にまず町づくりだと思っています。
ただし、定義が間違っていると、上記のように理論から結果は成り立ちませんのであしからず。
判定は如何に。間違っていたらもちろん訂正お願いします。
蛇足ですが、学生時代、武蔵小山商店街が目と鼻の先にあり、実際に買い物などをしていました。
もう20年も前の話ですが、どうしても現在の沖縄のそれと比べてしまいます。
残念ながら取り組み方もそうですが、
ソフト面の違いで武蔵小山商店街に軍配を上げざるを得ません。
あれから20年、武蔵小山商店街はさらに発展しているそうです。
店子さんの応対といい、商店主同士の結束力といい、
実は必死なのに、それを決して表に出さないスマートさがあるように感じます。
「常に自分達との闘い、自分達で研究会を開き、自分達の商店街は自分達で」という
気概が感じられます。
だからアイデアもどんどん出るそうです。
人の企画にそのまんま乗っかる輩はいないそうです。
自分を律することができると、他人にも優しくなれるそうです。
私も少しでも見習おうと思っているのですが、ついつい楽な方を選んで20年です。
蛇足なのに長くなってしまいました。ごめんなさい。