2001/11/11(日) 23:55 - ♪ 組 M.H. (女)
「八朔」は旧暦の八月の祭祀と関りありでは...と、カキコしてから後悔の念。やっぱり大歩危してましたね。月は映らない季節だそうで、ご指摘ありがとう。
『田毎の月』の詩のイメージに、昔、友人に見せてもらった『田毎の月』の写真集(四国)を、鮮明に思い出しました。そして、それを超えるイメージをありがとう。
日の光をたっぷり浴びた棚田が、夕間際を迎え、静けさに包まれてゆく風情は、これから上る月の予兆でしょうか。そして、月の光が広がってゆくと、星も光るのをためらう程。棚田の水面の揺らめきと、そこに映る月との対話。漂う大気の清らさに加え、そこには幽かな風まで吹いてきて、平野の少ない地方に生きる「清ら民」の百年の物語を感じました。幽玄の世界へいざなって下さって、本当にありがとうございました。
P.S. 萩原朔太郎は、群馬県前橋市の開業医の長男に生まれました。一人目の男の子だから『朔+太郎』ではないかしら。「朔」は第一番目の~、の意味でしょう!私の知人(明治生まれ)に、第一子の女児に『朔子』と名づけた方がいます。