沖縄県立首里高等学校:27期 掲示板

No.156 地名クイズの答えです。(お詫びがあります)

2001/11/26(月) 20:41 - ♪ 組 M.H. ()
1.須走   すばしり
2.蹴上   けあげ
3.長走   ながばしり
4.鴨脚   いちょう
5.鶴脛   つるはぎ

☆須走(すばしり)の語源は砂走り(すなばしり)です。富士山から下山する時、菰(こも)や茣蓙(ござ)に乗って一気に滑り降りられるという意味だそうです。

☆蹴上(けあげ)は【154】カキコに書いた通りです。

☆長走(ながばしり)は、羽州街道に沿う秋田藩最北の村です。長走集落は白沢村の支郷でしたが、寛文十二年(1672)に白沢村から分立しました。陣場台村(現陣場)は、長走村の支郷でした。犬神様の伝説があります。

★鴨脚(いちょう)に関して、お詫びがあります。これは地名ではありませんでした。珍しい人名でした。ごめんなさい。下鴨神社の社家で、祝家として代々加茂社に奉仕しました。近世中期以後は地下人(じげにん)として御所へも出仕し、古文書の多く残っています。植物の名前でもあります。中国原産で平安時代頃に日本に渡来し、全国で栽培され、日本語では普通イチョウもギンナンも銀杏と書きます。中国語では、その実が銀白色の杏(あんず)に似ている事から銀杏(インアン)というので、そのまま輸入して「ぎんなん」と言いました。また、中国では葉の形を、鴨の脚の水かきに似ているとして鴨脚(ヤーチャオ)ともいうので、鴨脚(いちょう)の読みはここからきています。

☆鶴脛(つるはぎ)は山形県上山市鶴脛町の地名にあります。上山は松平氏三万石の城下町、宿場町、温泉町として栄えました。上山温泉という温泉がありますが、そこは昔、僧月秀が、鶴が脛(すね)の傷を癒しているのを見て発見した温泉だといわれ、別名「鶴脛の湯」とも呼ばれています。奥の細道で、松尾芭蕉が『汐越や鶴脛(つるはぎ)ぬれて海涼し』と詠んでいます。(解釈:外海の波の入海に打ち寄せる汐越の浅瀬。あさりする鶴の長い脛(はぎ)、文字通りの鶴脛が波のしぶきにぬれて、海は見るからに涼しげである。)

♪1・2・3は読んで字の如しだと思ったものですから、難解ではない、等と言ってしまいました。なのに、出題ミスまでしていて、申し訳ありませんでした。なお、鶴脛のヒントは脹脛(ふくらはぎ)でした。

No.155 今日のお昼は、ゆしドーフだよ~。

2001/11/26(月) 12:53 - 13 組 宮里 明 () acgss.w@cello.ocn.ne.jp
蹴上(けあげ)
やっぱりそうじゃないかなぁと思ってい・・・
ウソです。ごめんなさい。見栄でした。

お昼です。ネギ入り「ゆしドーフ」を食べています。
何回考えても分からない難解クイズで「ゆしドーフ」状態の脳が次第に固まって
「島ドーフ」になっていくのが分かります。
それを元の柔らかい「ゆしドーフ」状態に戻すために
ケニーGのサックス演奏を聞きながら、お昼のタイピングです。
ゆったりと時間が流れています。


で、地名クイズの残り須走、鶴脛、鴨脚に長走。
あぁ、長走だけは読めるかも。もしかしてロングラン?
どこかの保険商品のような地名、日本にあるわけないか。
でも何か解答しないと、悔しくて切なくて悲しくて・・・

僅かに残っていたプライドも地名クイズでズタズタに傷ついてしまいました。
致命傷です。もう当分、立ち直れそうもありません。
MHさんの親切な解答で責任を取って下さい。

ひとつ忠告です。
クイズの最初にMHさんは難解ではないとはっきりおっしゃっていました。
私にとっては超難解でした。これは私に対しては明かに偽証罪が成立すると思います。
が、冒頭で私もウソをつきましたので、これでおあいこでよろしいでしょうか。
めでたし、めでたし。





No.154 「蹴上」の由来

2001/11/26(月) 07:05 - ♪ 組 M.H. ()
Mr.YAKABIに正解を頂いたので、「蹴上」の由来を書かせていただきます。

昔々、牛若丸こと源義経が、少年の頃、預けられていた鞍馬寺から、金売吉次に導かれて奥州に向かう折り、侍関原与市の一行に出会いました。この地には湧泉があり、与市の従者が誤って、この水を蹴り揚げ、牛若丸の衣を濡らした為に争いになったという故事から、この湧泉を蹴揚水(けあげのみず)と呼ぶようになりました。京都七口の一つです。ただし、現在ではこの湧泉の所在は不明だそうです。

南禅寺の南側にある煉瓦造りのインクラインが、明治23年に竣工した琵琶湖疎水です。翌、明治24年に完成した蹴上発電所によって、発電に利用されました。この電気で、日本で初めて電車が走りました。その後、第2疎水が完成し、蹴上浄水場が出来てからは、京都市民の水道用水としても利用されたそうです。

No.153 さとうきび畑

2001/11/25(日) 21:39 - ♪ 組 M.H. ()
『さとうきびの花が咲きました』の詩の情景の美しさと楽しさに、ワクワクしてしまいました。そして、子供の頃、家の裏手に広がっていたさとうきび畑を思い出しました。風にそよぐ葉の音や、花が咲いた時の華やかさ、畑からくる青い匂いを連想します。その畑も、今ではとても狭くなっているらしいのですが...。
お向かいのおばあさんが、茶のみ話に聞かせてくれた武勇伝。
鎌を持って、さとうきびを刈り入れている最中、フーッという音に目を上げると、なんと鎌首をもたげたハブと対峙してしまっています。事態に気づいた瞬間、『負けるもんか!』と心に決めたおばあは、『何している、ここは私の畑だ!お前が出て行け!』(勿論、島言葉)と気迫で怒鳴りました。すると、ハブは、じりじりと後退して、消えていったのです。彼女は、若い頃に、小さいハブに足を噛まれたことがあるので、『今度、出会ったら負けないぞ!』という気合があったらしいですが、それにしても、「素敵なおばあ」でしょ!彼女曰く、あのハブは言葉が通じた、のだそうです。

素晴らしいさとうきびの花の詩に刺激されて、連想が思わぬ脱線をしてしまいました。
ところで、ススキの下のトンネルを迷路にしていたウーマクさん達は、ススキの葉で手足を切ったりはしなかったのでしょうか?私は幼い頃、ススキの間から顔を出している、野イチゴを摘んで食べたことを想い出しました。でもその度に、ススキの葉になでられて、あっちこっち、細かい傷が出来て、あとが痒かったです。

No.151 ランvs稲穂vsすすき考

2001/11/24(土) 20:03 - 13 組 宮里 明 () acgss.w@cello.ocn.ne.jp
デンファレ、カトレア、胡蝶蘭
那覇空港のニ階出発ロビーの真ん中に、たくさんのランの鉢植えが並べられています。
華やかです。綺麗です。豪華です。
流行りのハイビジョン撮影の映像かと思うほど色鮮やかです。
それはそれで南国沖縄の明るさや情熱をイメージしているのだと思います。

でも、柴昭の「すすきの詩」のように
のどかな沖縄の秋の田園風景を味わうのなら、すすきかもしれません。
12月のナハ・マラソンで、沿道でジョガーを励ましてくれるのは、皮肉にもランではなく、
花開き最後の力を振り絞って穂を揺らす、すすきかもしれません。

そして、子どもの頃、母がやってくれた「頬にスリスリ」を感じたいのなら、
これはもう、絶対にすすきしかありません。

鳥たちの止まり木としてのすすき
飛び立つ時、ジャンプ台にされるすすき
それでも楽しそうに、嬉しそうに、風に身をまかせるすすき
母親の愛にも似ています。

伸びれば伸びるほど頭を垂れる姿は、稲穂にも似て
月見にお供えするダンゴの原料は米、月見酒の原料も米
その隣に露払いのすすき

ランと稲穂が「金」なら、すすきは「銀」
どうもがいても、すすきはすすき、ランや稲穂にはなれない
それでも
【149】詩中(北風を流し、月光の邪魔をせず、秋の陽射しを独り占めしない)すすきがすき





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