沖縄県立首里高等学校:養秀の杜・植物苑 掲示板

No.11 「養秀の杜・植物苑」新着ニュース ④ 

2013/06/27(木) 11:59 - 最後の一中生 期 吉田朝啓 () chokei@nirai.ne.jp
立て続けに、「養秀の杜・植物苑」からの提供苗について、書き込みしていますが、人は人を待つことができるが、植物は人を待たないのです。夏子が過ぎると、日に日に日照時間が短くなり、植物群は、一斉に次の季節の準備に入ります。今回、オープンした「養秀の杜」でも、多くの珍しい、植物や、一般市民に提供したい種類を抱えて、育苗していますが、秋が来るまでには、皆さんにお渡ししたいものが少なくなく、それで、急いでいるのです。例えば、今回、第4弾として紹介したいもの、アカボゲットウ(レッドジンジャー)がそれです。沖縄のサンニン(月桃)と、同類だが、花の色が全く異様で、珍種ともいえるジャングルの花です。これが、「養秀の杜」にどっさり届けられました。これをどうするか。養秀同窓会の会員で、希望者を募って、里親になってもらい、一株以上預けて、自宅で増やしてもらい、一年後に預かった株の数だけ返してもらうという「里親制度」にしようか。あるいは、一中鉄血勤皇隊の壕のために近いうちに整備される遊歩道添いにずらっと植えて、真っ赤な血潮のように見せようか。現在、仲間が思案中。どなたか、いい知恵があったたら、教えて下さい。

No.10 「養秀の杜・植物苑」新着ニュース ③ 

2013/06/27(木) 11:34 - 最後の一中生 期 吉田朝啓 () chokei@nirai.ne.jp
前回までに、新着二種類の熱帯花木について、お知らせしました。今回、第三弾として、珍種を紹介します。大方の県民だったら、ホウオウボク(鳳凰木)を御存知でしょう。丁度、カーチーベー(夏子南風)が町や村を覆う頃、街路樹や公園木として、緑陰を提供していたこの世界の銘木がやがて梢に炎のような花を開いて、いよいよ真夏を強調する。マダガスカル原産だが、今や、世界の熱帯地方に活用され、知名度は世界一である。このホウオウボクの花の色にいろいろと違いがあるのを御存知だろうか。沖縄にすでに導入され、一般化している種類は、真っ赤。実は、戦前の首里、円覚寺の境内にもこの種類があって、真っ赤に咲いていたことを記憶しています。これは、恐らく、琉球王朝時代に才能を発揮した懐喜(?)という人物が、南の方から導入して、竜潭池畔を修景したころから定着したものと考えられます。そのホウオウボクの花に黄色があるのです。また、この黄色と真紅の間に、赤と黄とが入り混じったような珍種があるのです。それが、今回、アルジェンチン北部から上里教授が導入された、Delonix regia なのです。一つの花の花弁に真っ赤があり、また、真黄色が混在するのです。全体として、橙色の樹姿となるから、沖縄の風景にまた、一色違ったページが加えられることになりましょう。これも、意欲をお持ちで、植栽方法にも見識をお持ちの方に、住所・氏名・電話番号を明記された方に提供したい。御希望の方は、「養秀の杜・植物苑」090-1942-4005へ、どうぞ。

No.9 「養秀の杜・植物苑」新着ニュース ②

2013/06/27(木) 11:05 - 最後の一中生 期 吉田朝啓 () chokei@nirai.ne.jp
このジャカランダにも2~3種類あり、今回、アルジェンチン北部から導入されたのが、Jacaranda mimosifolia なのか、あるいは、Jacaranda acutifolia なのか、定かではない。でも姿形も花の特徴も大同小異だから、いずれ後年、同定できるとして、植栽すれはいい。ただ、前記したように、場所を吟味しないと、失敗する。宮崎では、見事に満開させていて、新たな観光資源として売り出そうとしているほど、見事な咲きっぷりである。植栽のコツは、育成中の数年間は、水も肥料も日当たりも十分にやり、一旦開花期に近づいたら、水も肥料も絶って、いじめること、日当たりを十分にして、逆境に放置することです。元来、大陸性の花木であるから、夏は暑く、冬は冷涼となる気候を好む。夜昼の温度差も大きいほど、開花には都合がいいのだが、沖縄では、昼夜の温度差が小さく、刺激が少ない。この点を考慮して、植栽場所をよくよく吟味することをお勧めしたいのです。剪定を適時にやり、小さい枝をたくさん用意するのも、コツですね。我と思わん者は、どうぞ、「養秀の杜・植物苑」090-1942-4005へ。

No.8 「養秀の杜・植物苑」新着ニュース②

2013/06/27(木) 10:26 - 最後の一中生 期 吉田朝啓 () chokei@nirai.ne.jp
美ら島財団(旧海洋博記念公園)から、先日、届けられた熱帯植物の苗で、まず、昨日、第一号として、セイロンセンナ(レッドシャワー)を紹介したが、今回は、琉球大学名誉教授上里健次先生がアルジェンチンで採集された、珍しい熱帯花木を紹介したい。すでに沖縄にも導入され、南九州でも植栽されている、有名なジャカランダの苗です。すでに30~50cmほどの立派な苗に成長して、地植えしてもいい状態なので、好事家に提供したいのだが、前回のセイロンセンナと同様、植え方にとても工夫がいるので、その心得のある、責任感の強い方を選んで、住所・氏名・電話番号記名したうえで、引き取ってもらいたい。えらく、勿体ぶった言い方だが、実は、このジャカランダ、気難しい種類で、下手に、無原則に植栽すると、図体ばかり大きくなって、時季がきても開花しないで、人人を失望させる、性格の持ち主なのです。その例が、首里・竜潭放水溝(世持矼)下流に生えている樹齢50年を超す老木です。地下水が豊富で、個体保存の上で、苦労する必要がない、従って、子孫を残すための努力(開花~結実)も必要ない、という境遇にあるので、毎年時期が来ても、葉ばかり茂って、まるで、惣領の甚六(?)風。おまけに、オオイタビが根元から枝先まで、びっしり張り付いて、共々”家督を食いつぶしているような”末期的な状態。誰が植えたか、管理者も不在。これでは、かつて、南米で、視察に訪れた琉球政府農林局天野鉄夫次長をうならせ、「うーん、紫の雲が棚引くような見事な景観だ。よし、紫雲木と名付けよう」と言わせた世界の名木ジャカランダも形無しである。そこで、植える場所について、確かな見識をお持ちの方に限定して、提供することにしたわけ。

No.7 「養秀の杜・植物苑」新着ニュース①

2013/06/26(水) 17:01 - 最後の一中生 期 吉田朝啓 () chokei@nirai.ne.jp
ささやかだが、開園した「養秀の杜・植物苑」に、早速、海外からの熱帯花木、第一号が届けられた。というよりも、かねがね発芽・育苗をお願いしてあった「美ら島財団(旧名海洋博記念公園)」から、発芽・成長した苗が届けられたのだ。和名「セイロンセンナ」英名・Red shower,通称;レッドシャワー、学名;Cassia roxburghii, 原産地;インド、スリランカ、インドシナ半島。樹姿;直立、中高木(3~5m)。枝はマメ科特有に緩やかに下垂、成長は極めて早い。2~3月の落葉期に開花。鮮紅色の花(2cm)が、葉腋部に一斉に群がって(10~20個)咲く。庭木、公園木に適するが、風には極めて弱いので、例えば、首里高校のロマンの森のように、囲まれた日当たりのいい場所に植えるといい。もっと西側に分布しているピンクシャワー(ジャワセンナ)Cassia javanica とゴールデンシャワー(ナンバンサイカチ)とが、ハワイで自然交配してできたレインボーシャワーは有名だが、沖縄には、上記の両シャワーがまだ見られない。心ある勇者、今回提供されるレッドシャワを育てて、すでにあるゴールデンシャワーとの交配種を作出してみませんか。「養秀の杜」では、自信のない人ではなく、住所氏名電話番号を明記した方に限定して、提供している。

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