ささやかだが、開園した「養秀の杜・植物苑」に、早速、海外からの熱帯花木、第一号が届けられた。というよりも、かねがね発芽・育苗をお願いしてあった「美ら島財団(旧名海洋博記念公園)」から、発芽・成長した苗が届けられたのだ。和名「セイロンセンナ」英名・Red shower,通称;レッドシャワー、学名;Cassia roxburghii, 原産地;インド、スリランカ、インドシナ半島。樹姿;直立、中高木(3~5m)。枝はマメ科特有に緩やかに下垂、成長は極めて早い。2~3月の落葉期に開花。鮮紅色の花(2cm)が、葉腋部に一斉に群がって(10~20個)咲く。庭木、公園木に適するが、風には極めて弱いので、例えば、首里高校のロマンの森のように、囲まれた日当たりのいい場所に植えるといい。もっと西側に分布しているピンクシャワー(ジャワセンナ)Cassia javanica とゴールデンシャワー(ナンバンサイカチ)とが、ハワイで自然交配してできたレインボーシャワーは有名だが、沖縄には、上記の両シャワーがまだ見られない。心ある勇者、今回提供されるレッドシャワを育てて、すでにあるゴールデンシャワーとの交配種を作出してみませんか。「養秀の杜」では、自信のない人ではなく、住所氏名電話番号を明記した方に限定して、提供している。