2012/03/02(金) 21:53 - 11 組 垣花 直人 (男)
垣花 直人
No one can step twice into the same river for it is not the same river and he is not the same man.
- Heraclitus
日本でも鴨長明の方丈記に「行く川の流れは絶えずしてもとの水にあらず」とありますね。
垣花直人です。
でぃきやーと紹介されたので期待(?)にそうべく書き出しましたが、生きてみて分かったことは。
それどころか高校時代のことを想い出すと自分はなんと馬鹿なのだろうと恥ずかしくなる体験がたくさんあります。
思い返してみると沖縄から一人の高校生が本土の大学へ入学して、なんだかんだで卒業することができ、食品を中心に取り扱う商社に就職することになり、海外で駐在する機会にも恵まれ、結婚
して二児の父親になっています。自分という人間は継続しているのですが、自分という人間の考え方あるいは存在はかわっていくものなのだと実感しています。川の流れのように。
首里高校にはいろんな想いがあります。
放課後に聞こえてくる吹奏楽部の楽器の音色、ホルモンが躍動しているかのようなエネルギッシュな運動部の練習風景、りゅうたん池のほとりをゆんたくしながら歩いているクラスメート-
そのまま自分の記憶から探り出せそうです。屋嘉比の健ちゃんと一緒に観た映画「フライングハイ」は名作でもなんでもないのだけど、こうした温かい記憶のひとつです。
ほんとうに楽しい映画だった。
首里高校で過ごした時間、かわした会話は自分に作用し、影響を与え、今こうして文章を書いている48歳の自分自身の一部にもなっているような気がします。
あなたは自分かもしれません。
では、想い出すと恥ずかしい体験の共有者でもある仲松辰弥さんにバトンを渡します。