沖縄県立首里高等学校:30期 掲示板

No.7143 継続希望組

2007/12/05(水) 23:39 - ☆ 組 八つ橋 ()
がじゅ丸さんはじめまして。
そして同期のみなさん、はじめまして。
私は、いわゆる、スーミー族の一人でした。
がじゅ丸さんのショートVol.1の『ステラ』から、Vol.26『ゼロからの贈り物』までとても楽しく読ませていただいております。
同時に100%JUICE BLENDの一ファンでもあります。

故郷を離れて関西に根をおろしてから、もうだいぶなりますが、
研究室と自宅との狭い世界で生きている私にとって
自由で、表現力豊かなショート作品群は、いつしか楽しみの一つになっていました。
殺伐とした時代にあって、なぜかこころが温められる、昔は、みんな持っていたはずのぬくもりを感じさせるからです。
私などは、数字を扱う仕事柄のせいか、どうも感性が貧しくて文章で自分の気持ちを表現するのが苦手なのですが、今回は勇気を振り絞って投稿いたしました。

連載を継続していただきたいからです。
がじゅ丸さん、ショートを続けていただくわけにはいかないでしょうか。
100%JBで作品に会う前に、この掲示板で会いたいからです。
同期の一人として。

同期に、こんなにもがんばっている人がいる。
微笑ましくもあり、羨ましくもあり、ただ応援するだけですが
この道で成功されることを、楽しみにいたしております。

同期会にも出席したいのですが、なかなかそうもいかず
故郷とは縁遠くなっていくばかりです。

No.7142 がじゅ丸、『目標達成』おめでとぉぉぉヽ(゜▽゜)(゜▽゜)o∠※PAN!。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

2007/12/05(水) 14:26 - 10 組 ふゆ~な~ ()
拍手♪パチ☆(p ̄Д ̄q)☆パチ☆( ̄pq ̄)☆パチ♪
ヨクガンバッタネ・:*:♪・゜'☆...((φ('ー'*)

感想をと思いながら、あなたのように素敵な言葉がすぐに出てこなくて
ただただ、凄いな~と感心するのみです。(*_ _)人ゴメンナサイ
これからも、楽しみにしています!!ガンバッテネ・:*:♪・゜'☆...((φ('ー'*)

No.7140 がじゅ丸、おつかれさまでした。

2007/12/05(水) 13:24 - 10 組 はいさい ()
図書館の窓から大海原を眺めていた少女は、いつしか故郷を見つめる女性に変わったね。
才女の中にどこにでも行けるチケットを持って、これからもときどき楽しませてください。

    ありがとう。


No.7139 一年間ありがとうございました!

2007/12/05(水) 04:40 - よろず 組 がじゅ丸 ()
『short de short』『short de sketch』および番外編3篇、計29編。
一年間、お付き合いくださいまして、ありがとうございました。(o^▽^)o)ペコッ
こちらのみなさんには強制的に読まされて、さぞ、ご迷惑だったと思います。
すみませんでした~!それもこのVOL.26をもっておしまいです。

振り返れば、ちょうど昨年の今頃、どうせ物語を紡ぐのなら、計画立てて書いてみようか。
と思いついたのがきっかけでした。

一話完結、月二話のボーナス月三話。年間計26話。
最初は26話も書けるのか、まったく自信がありませんでした。
とにもかくにも、今年の目標として物語を紡ぎ始めました。

途中でへこたれたら、しらんぐゎーしーして止めればいいやと、とにかく始めました。

ところが、この小さな目標が途中から、喜びに変わっていきました。
自分でもびっくり!でした。自分の中で眠っていた大切なものがこの掲示板によって気づかされ、
小さな目標は、大きな目標に姿を変えて、今があります。ほんとに感謝しています。

人生なかなか捨てたもんじゃないね。どこになにが転がっているのかわからない楽しさよ。

それからもうひとつ!
さて、作者の密かな楽しみ。もうお気づきの方のほうが多いと思います。
VOL.1の『ステラ』から、VOL.26のこの『ゼロからの贈り物』まで。番外編はのぞきます。
よ~く読んでいただければ、すぐにわかる単純な発想です。

主人公の名前、あるいは舞台となった店や場所の頭文字を1~26まで思い出していただければ・・・。
そうです。単純にアルファベット順になっているだけです。簡単すぎましたかね?

正解者にはお約束通り、景品をお送りいたしますので、お待ちください。

言葉を紡ぐということにおいて、大きな出会いもありました。
自分の世界が広がったような気がします。
それもこれも、掲示板のおかげ。ありがとう。

年末に向かって、どなたさんも風邪もひかず、雨にも負けず、風にも負けずちゃーがんじゅーしてね。
では、みなさま、よいお年をお迎えくださいね~。
これにて、『short de sketch 』をおしまいにしま~~~す!!!
一年間、ほんとにありがとうございました!

No.7138 『short de sketch VOL.26』 完

2007/12/05(水) 03:32 - よろず 組 がじゅ丸 ()
           『ゼロからの贈り物』


「ゼロ様、メモリが急に緩やかになってまいりました。ここはどこでございましょう?」
「私が最も遠くに置いていた時代だ。こんなに近くにあったとは、私自身思いもよらなかった。
ちょっと寄っていくとしようか。」

「この緩やかな坂道からは、まるで思い出がころころと転がってきそうです。」
「おまえにも見えるか?そこここに繭玉のような思い出が。大きいのやら、小さいのまで。」
「はい。この美しい繭はそのまま、ここに集った方たちの思い出なのですね?」

その坂をゆるやかに上っていくと左にグラウンド、体育館、1年の校舎。
右に進むと木立に覆われた校舎と「ロマンの森」と名づけられた中庭がある。
校舎の屋上にはオンボロ部室があったな。

森は四角く切り取られ、四方の辺からよく眺められたもの。
亜熱帯の微細な四季の移り変わりでも、新緑、スコール、うりずんの頃、猛暑、落葉、
身を震わせるムーチービーサの頃と多感な十代を駆け抜けた懐かしい森だ。

とりわけ、約束の時間にせき止められた生徒たちが呪縛を逃れて、放課後それぞれの活動へと
移っていく空間の流れには、今しか味わえない極上の時間が美しい色彩の中で彼らを連写していた。

「しかしながら、このぜいたくな時間は、それと気づかぬうちに過ぎ去って、哀愁の色を帯びていくものなんだよな。」

「ゼロ様、なにかおっしゃいましたか?」
「いや、べつに・・・・。」

私の乗ってきたタイムマシンは、そんな時代を曳航してゆくがごとし、だ。
このマシンのメモリもゼロを示している。

この丘の上からは、目に眩しい真っ青な海がみえていたはず。
那覇の街を一望し、その先に果てしないあの永遠の青の海を臨めたのは、あの場所。

蔵書の古い匂いと、新しい知識を同時に味わえる場所。
その開かれた窓から、遠い海原の果てから神のやってくる邦の子らは、確かにそこに集っていた。


「ゼロ様、そろそろ時間でございます。青春の光と影は残してゆきましょう。」
「そうだな、ここには確かな思い出だけがあったはずだな。」


そう、ゼロからの出発。
時計の針などはかれない。
ゼロは無にして、ゼロは無限。

留まることなく、前へ進むために私はここにいる。
太古からの約束を果たすため、ゼロは歩み続ける。

ゼロからの贈り物。

紡ぎ車は回り始め、言の葉の糸は紡がれ始める。
なにかを織りだそうとするエネルギーは大きな情熱となっていく。

無数の細かい糸の中に、あなたの色は描き出され輝きはじめる。
この季節のなかで確かに受け取って、今も歩き続けている。

「ゼロ様、出発!」「出発!」
「どちらへ?」

「必ず待っているパラダイスへ!」



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