2002/08/18(日) 20:36 - 40期 組 しら (女)
先日、主人が、毎年必修の 銃の練習をしに行きました。 基本的には、20発の弾を、定められたレベル以上で撃てばそれで終わりです。 300mの遠距離から的を撃つのですが。その銃、戦争映画などで 出てくるような1mくらいの長さで、這って撃つようなタイプの物。私も一度 撃たせてもらいましたが、衝撃が肩にズドーンと来て、薬莢が横にポーンと飛び出すタイプでした。
普段は兵役が終わるまでは、銃、その他もろもろ、各個人で管理。うちでは地下の倉庫にしまわれています。(最近まで、掃除機と一緒にアパート内に置いてありました。笑)ちなみに、支給される銃で事件が起こるのはめったにない事だそうです。
主人が兵役に行く時は、それこそ大荷物。ガスマスクからスイスアーミーナイフはもちろん(実際に支給されるアーミーナイフは大きいナイフと小さいナイフが一つずつ、それに缶オープナーときりだけのシンプルな10cmサイズの銀色のだそうです。 赤いのは観光者用。皆さんにはこちらのほうがイメージとして強くうかんでくるのではないでしょうか。)飯盒、ヘルメット、着替えから靴に至るまで全て持参です。(殆どの物は使用する事はめったにありませんが。)
スイスの兵役は、20歳から始まりますが、グリーンベレー隊としての訓練を受けた時の主人の話を皆にも紹介。
基礎訓練の一つに「サバイバルWeek」というのがあって「50kmを歩いた後、湖をゴムボートで渡って、そして又20kmの山道を徒歩で歩く」というのがあったそうです。 予定日程は、1週間。 もちろん、その 道々、テントで 眠るし、 他の訓練もあるし、というような 感じ。
どしゃ降りの雨の中 凍えそうになりながら、銃をかまえて、地面に這いつくばって1時間近くじっとしている 訓練やら、50kmの道のり、バズーカを抱えて歩くなど 厳しいのも あったそうです。そんな中、最後の20km、主人の隊をふくめて、総勢150名余りは、Lutenant,Commanderの指揮のもと、ズルをして、バスを借りて移動したそうです。そのおかげで、 予定より早く訓練が終わりそうになったので、
村に降りて食料の買い出しをしたり(禁止時効その一:支給された缶、食べ物以外は、食べたらダメ。)、
キャンプファイヤーをたいて寒さをしのいだり(禁止事項その2:煙が上がると敵に見つかるので, 火は使わない。) したそうです。 ところが、このバス会社、請求書を軍に直接送ったそうで、 一番上の隊長に バレてしまい、Lutenants とCommandersの4人だけ 罰として、徒歩で、20kmを往復させられたそうです。
なんとも 間のぬけた話ですよね。 決まり事にうるさい スイス人のしなさそうで、あった本当の話だそうです。
と言う事で、今日はこの辺で。