2005/11/09(水) 00:48 - 22R 組 超朗 (男)
久々に同期生10人で、東北の紅葉見学ツアーに行きました。
いろいろ楽しいことがあったが、私とガイドさんとの奇妙なやりとりもありました。
山形県の立石寺(山寺とも呼ばれている)でのことです。
ここには松尾芭蕉も立ち寄って歌をよんだそうです。
一番上にある奥の院まで1050段といわれる階段を上がっていきました。
上りきって一息ついてから、ガイドさんへ話し掛けました。
「古池は何処にあるんですか? 写真を撮りたいけど・・・。」
ガイド「・・古池ですか?・・・」
「そう、ほら、古池やかわず飛び込む・・・」
ガイド「古池は別のところです。ここで詠んだのは、閑かさや・・・ですけど・・」
「あ、そうでしたね。閑かさやかわず飛び込む水の音、の水のあるところを教えて。」
ガイド「あの~、閑かさや岩にしみ入る・・・ですけど・・・」
「そうそう、その、閑かさや岩にしみ入る水の音、の水のとこです。」
ガイド「あの~、閑かさや岩にしみ入る蝉の声、ですけど・・・」
「そうでした、そうでした。どっちも静かさを詠っている名句だから、ついこんがらがったりするんですね。
うっかり間違う人が多いでしょうねえ?」
ガイド「はあ・・・、そうかも知れません・・・。」
とまあ、わが無知さかげんをますます増幅させる結果になってしまいました。
ひょとして、ガイドさんに話の種を提供してしまったことになりそうです。
今後山寺を案内するたびに、この顛末を話して客を笑わせるんじゃないかなあ。