2016/12/31(土) 21:04 - はちゃ 組 がじゅ丸 (女)
「寒いね。」
「今年は秋を飛び越して冬が来たから、きっと早く春が来るように冬が頑張ってるんだろうね。」
「とっておきの季節を迎える準備をしてるってわけ?」
「そうだね。
時は悠久のものだから、明日その扉を開けるまでどんな色が君を包み込むかわからないね。」
「不思議だねぇ。時間にくくりはないはずなのに、僕らはみんなメビウスの輪の上の旅人だ。」
「そこにあるはずの扉を開けて、また新しい足跡を記していくかね。」
「積み重ねていくほど、それが君の歴史になるはずさ。どんな足跡だって明日は新しい日だってことで。」
「そうだねぇ。今日までのブックマークは今日のページに挟んでおこうか。」
どんな色に染めていくか。
2017年の扉。
もうすぐ、あなたの手で。