2018/07/30(月) 02:55 - ポラリス
今回(同期会)は5年振りということもあって、早めに誰かを掴まえて話し込もうと、
受付1時間前に会場に着いたら、既に男二人が忙しくしていた。
そんなことには一向に構わず(手伝いも全くせずに)受付準備中の男二人と話し込んで
いたら、遅れて入ってきた受付係の女性が私をみるなり、〇〇さんでしょう?
(当方) エッ? ハイッ?
(直ぐには自慢の海馬が機能せず・・・一瞬、時が流れてしまった)
(女性) 私よ、ワタ~シ! ・・・ 「〇〇」です。
(当方) ア- ハイハイ、ハイッ! (丁寧に名前を付けて)「〇〇〇 〇〇」さん
ですよね、あなたを見て、直ぐに?分かりましたよ。
本当にお久しぶり、ところで、お元気でしたか?
(女性) 「もう、ウソばかり言って」
「あなた 挨拶を返す時 少~し間が空いたわね」
「きっと、私を見て、何処かの”オバサン”? だと思ったでしょ」
(当方) 「ソンナコトハ、アリマセン、マッタク・・・」
「ワタシハ スグニ ワカリマシタヨ “ホントニ”」
-しかし、時すでに遅し、彼女は即、踵(きびす)を返して、その後姿でもって
返事を返してきた。
他にやることもなかったので、少しは受付を手伝はないと・・と思い、受付の男を見たら、
やたらと作業(束ねてあるネームプレートの紐ほどき)にモタモタしていた。
当方が手早く、大量のネームプレートの紐を全てほどいてあげて、受付の男に手渡してやったら、
その男がつぶやいて言うには「ネームプレートは全て五十音順に束ねてあった」
・・・・・
せっかく手伝ってやったつもりが、反対にごちゃごちゃにしてしまっていた。
(受付時間も迫っていたというのに)
ほどなくして会が始まったが、その時点での参加者は約80名ほど(男女半々)であった。
しかし、どう見ても100名は超えているように見えた。受付名簿で確認すると確かに80名程に
チェックがなされていた。
一瞬、目の錯覚かとも思ったが、会場をよ~く見回してみて合点した。
そう見えたのも“むべなるかな” で、あった。
皆、かなり、伸びきっており(横に)、男どもは、まだまだ伸びしろがあるようにも見えた。
このままいくと、次回はこの半数でも(見かけ上は)100名超え(空間密度)になるのではないかと、
いらぬ心配をしたものである。(それにしても、よくもまぁ、ここまで自主規制せずに、自由奔放に
食べて、飲んで、目方も気にせずに・・・ある意味ではその自由さに感心した)
同期会は、プログラム全くなし。いつ始まったのかも分からず、司会もなし、乾杯もなしの、
気軽な飲み会であった。
しかし、それはそれで、皆も楽しかったのではないか。
(皆、話に熱中して)用意された料理の品数のほとんどに手を付けず、デザート類もほとんど
手付かずにそのまま飾られていた。
各テーブルでは、他愛もない、どうでもいいような、小さな話題でも大いに盛り上がっていた。
お互い5年ぶりの再会ではあったが、時の流れを全く感じさせなかった。これが同期というものではないか。
今回の同期会は、“かしこまったプログラム”は無し、の只の気軽な飲み会ではあったが これで、
これほど盛り上がっていくなら、これも、これからの ひとつのあり方ではないかと思われた。
この再開の機会を設けてくれた、実行委員の方々に心から感謝したい。
二次会は三々五々、当方はカラオケ(13名)に行ったが、そこでまた(卒業後)46年の歳月の流れを
目の当たりにした出来事があった。
(その昔、可愛かった)女性がトイレに立ったのはいいが、一向に部屋(カラオケ個室)に戻ってくる気配が
なく、そのまま帰ったのだろうと皆思っていたら、突然、見知らぬ男を後ろに連れて部屋に戻ってきた。
皆はてっきり、他の27期生が部屋に参入してきたのかと思っていたら、その男が彼女を指して「介護、介護!」
と大きな声を出してきたので、皆きょとんとしていたら、何のことはなかった。
当の彼女は、トイレで用を済ませたら、頭もすっかりクリアになったとみえ、どうしても自分の部屋が思い出せず、
そこら辺(廊下)をウロウロして、しまいには間違って、別の部屋に飛び込んでしまったとのことである。
その部屋の男が、この”迷い子”を見かねて、当の女性を親切に27期の部屋までエスコート(介護)してきたというのが
事の顛末である。
(高校生の時、可愛かった)その女子生徒は、トイレから戻ってきたら「普通のオバサン」に見事に変身を遂げていた。
気のせいか、それは日常的な行動のようにも見えて、お互いの先々が心配になってきた。)
今回の同期会は、その開催が迫ってから知り、早速、幹事に連絡を取ると46年前(高校3年の時)と変わらぬ
トーンで話ができた。同期生とはいつになってもいいものである。(当時の記憶が一瞬で蘇ってくる・・・)
今回は気軽な会にするとのことであったが、気軽に集い語り合えるのも、この27期である。不思議なもので、
長い歳月の中で、この多感な時代の“三年間”は常に光り輝いて見え、歳月の流れの中で色褪せていくことがない。
今回の同期会も、共に過ごした“時代の共感”が皆の心に深く刻まれたものとなった。
次回の再開を楽しみにしている。