2007/03/13(火) 18:59 - ねこ 組 おもろさうし (女)
3月2日、天声人語より
最近の言葉から。
▲詩人の谷川俊太郎さんが、高校生に「インスピレーションがわく瞬間はありますか」と問われた。
「あります。日本語という豊かな畑に植物みたいに根を下ろして、自分を空っぽにして待ってると、
水を吸い上げるようにして、言葉が出てくる」
▲兵庫県赤穂市で、登校する小学生を40年間ボランティアで見守ってきた藤田哲之さん(75)が
高齢のため立ち番から退いた。藤田さんへの感謝の集いでの藤田さんの言葉。
「40年間、みんなよく注意をして、事故なしで、だれもけがしないでくれた。ありがとうと頭を下げます」
言葉に関連した記事、3月7日「オーサー・ビジット」から。井上ひさしさんのレクチャーで。
「10までの数を数える、いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」
「逆にいうと、じゅう、きゅう、はち、なな、ろく、ご、よん、さん、に、いち。
上がるときは<しち>下がるときは<なな>、上がるときの読みは全部中国語の発音が元になっている。
でも下がるときの<なな><よん>は、大和言葉。日本人は外国の進んだ文化を取り入れるのが得意。
今は英語も入っている。洗う、洗濯、クリーニングは日本語、漢語、英語。
それを使い分けているのが我々の<日本語>です。
「人間は、言葉で世界を創ることができる。新しい生き方も示せる。本を読み、人と話をして、言葉をたくさん蓄えてください」
ほんとにそうです。日本語は美しい言葉だと思います。この豊かな我々の財産を大事にしたいと思いました。