沖縄県立首里高等学校:8期 掲示板

No.305 Ryuka 3

2015/11/04(水) 16:03 - Gray Moon ()


世界やぼたん花 (シケヤブタンバナ)


一方に向かて (イッポオニンカティ)


秋に眺めゆる (アチニナガミユル)


菊や知らぬ (チクヤシラヌ)







現代語訳:

世の人々は、派手なぼたんの花にだけ一方的に向いて、秋に見る菊の花の美しさは知らないようだ。





出典:『琉歌全集』(2653)[歌人:仲田朝棟]









































No.303 「淮南子(えなんじ)」より

2015/10/30(金) 18:40 - Gray Moon ()
近塞上之人

有善術者

馬無故亡而入胡

人皆弔之

其父曰、此何遽不為福乎

居數月、其馬將胡駿馬而帰

人皆賀之

其父曰、此何遽不為禍乎

家富良馬

其子好騎、墜而折其髀

人皆弔之

其父曰、此何遽不為福乎

居一年、胡人大入塞

丁壮者引弦而戦

近塞之人、死者十九

此獨以跛之故、父子相保

故福之為禍、禍之為福、化不可極、深不可測也

(語注)
○塞:(国境近くの)要塞、砦
○胡:異民族 えびす
○將:率いる
○弔:いたむ 哀れむ
○何遽(なんぞ):どうして
○賀:喜ぶ。祝う
○髀:股(もも)
○丁壮:血気盛んな男子 一人前の男子
○弦:弓づる。
○跛:脚が不自由なこと

辺境の要塞(砦)の近くに、占いの術に長けた男がいた

ある時その男の馬が、どうしたことか北方の異民族の地へ逃げ出してしまった

人々が男を慰めると

その男は「これがどうして福とならないと言えようか?」と言った

数ヶ月たった、逃げた馬が異民族の地から駿馬を引き連れて帰って来た

人々がお祝いを言うと

その男は、「これがどうして禍をもたらさないと言えようか?」と言った

やがてその男の家には、良馬が増えていった

その男の息子は馬に乗るのが好きだったが、ある日、馬から落ちて股(もも)の骨を折ってしまった

人々がお見舞いを述べると

その男は、「これがどうして福をもたらさないと言えようか?」と言った

一年が過ぎる頃、砦を越えて異民族が攻め寄せて来た

成人しているこの地の男たちは弓を引いて戦い、砦のそばに住んでいた者は、十人のうち九人までが戦死してしまった

しかし、その男の息子は足が不自由だったために戦争に駆り出されずにすみ、父とともに生きながらえる事ができた

このように、福は禍となり、禍は福となるという変化は深淵で、人間が見極める事はできないものなのである



出典:故事成語で見る中国史 塞翁が馬より


運命なんてのは勝手に決まるもの

くよくよあがいても しょせん しょーがねぇってこった!

次々とやってくる状況はYoku mo Waruku mo 受け入れるしかなく

受け入れたふりをして、じっと熟成させれば・・そうすれば・・やがて苦いだけの酒も芳醇な古酒となり最

高の酔いを味わえるかもしれない

「新酒は、頭ばかり酔う 熟成酒は、からだ全体が潤うように気持ち良く酔う」

No.302 Ryuka

2015/10/30(金) 16:41 - Gray Mooon ()

哀れ言の葉も 

  霜に枯れはてて 

    わ肝さらさらと 雪ど降ゆる


     by Been 保栄茂親方

No.301 定年後の人生設計~⑧素敵な趣味のご紹介 

2014/01/31(金) 15:26 - 最後の一中生 組 吉田朝啓 () chokei@nirai.ne.jp
今までは、人生を三つに分けて、最後の三分の一をどう過ごすか、について先輩面して、各々がたご用心召されよ、と講釈をたれたんだが、これからは、我田引水の弁を一くさりしゃべることになる。
まず、御存知でしょうが、金城町にある母校首里高校の同窓会・会館がある。そこに去年誕生した「養秀の杜・植物苑」がある。ここまでは御存知だろうが、話は、これからの取組についてです。いま、会員20数名がせっせと趣味と実益を追及して毎週、参集しているが、今年から、規模を広く、緩やかにして、壮大な夢を広げようとしているのだ。曰く、1)世界中のデイゴ類を収集すること。いま、世界にはおよそ百種以上のデイゴがあり、そのうちおよそ50種がハワイに収集されているという。わが沖縄にも戦前からデイゴがあり、風致木、漆器の原材料、として県華として親しまれているが、これをうんと拡大して観光資源としても、多種類収集しようという夢です。世界には、植物の種子などを提供する業者が多数あり、メールを通じて注文可能な情勢です。ですから(ここが重要なんだが)、定年前の養秀マン・レイディの中で、「土いじりは下手で、好かんが、パソコンをいじるくらいならやれるという有志がいたら、是非、この「植物資源収集係り」として、参加してほしいと、願っているのです。ああ、とうとう、本音を言っちゃった。

No.300 誤字訂正と追加

2012/10/27(土) 10:52 - 最後の一中生 組 吉田朝啓 () chokei@nirai.ne.jp
前文中、徹底は撤退と訂正します。そして、提案の史跡発掘の夢は、現在進行中の「養秀植物園」構想の中に含まれることを申し添えておきます。

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