2005/08/04(木) 17:40 - 40期 組 しら (女)
スイスの谷あいの村の様子をギャラリーに投稿してから、随分と時間が経ってしまいましたが、ほろさんの「物価の高いスイスでどうやって農業生活が成り立つのだろう。。」という質問が(302番)ありましたので、大まかに調べてみました。(暇な私です。)
まず、大まかな数字ですが、スイス国内には、1990年には93000戸あった農家が、2002年の調査では65000戸に減っています。農業就業人口は19万人。(スイスの人口720万人)
各農家は国からの補助で、年間平均一戸当たり36,300フラン(約311万円)が支払われています。平地でヘクタール当たり、1414フラン(約12万円)、山あいの傾斜地など耕作条件が不利な地帯ではヘクタール当たり2260(約19万円)フランが支払われているようです。
国内で消費されるミルク、肉の3分の2が国内で生産され、残りは輸入によってまかなわれており、政府も農家を支援するために、輸入品にかける関税を高くしたりして保護政策をたてているようです。
農家の平均所得は年収80,000フラン(約686万円)だそうです。(ちなみに、日本では北海道を除く地域のコメ農家では3.3%が平均所得年間530万円以上だそうです。―――2005・3・26 日本経済新聞より)
数字だけを見てみると、以外に高所得の農家ですが、現在もなお農業就業戸数は一年間に2%の減少となっているようです。
(ちなみに日本は過去10年間で農業人口が2割減る。―2005・2・25 日本経済新聞より)
チューリッヒ市内の銀行で働いていた時、(一例ですが)受付のお姉さんやおば様が月に4500フラン以上(約38万円)稼いでいました。会社によっても多少待遇は違ってきますが、私の働いていた会社は、年に22日の年休(消化できなかった年休は次の年に繰り越し)、加えて病欠、引越し年休(同市内での引っ越しは一日、違う市に引っ越したときは2日まで年休がとれました。)4ヶ月の産休(全額給料支給)、お父さんの育児休暇(一週間)その他もろもろ。。。これらの待遇を考えた時、毎日の過酷な農作業と比べると、物価の高いスイスではやはりやっていけないのだろうな、と実感しました。
つまらなかったでしょうか? 眠たくなってしまった方、ごめんなさい。 次の面白い課題を見つけたときには又ご報告いたします。(自分自身のボケ防止にぴったりです、この掲示板。。。。。)
★サトウキビさん、私は方言は聞けることは多少できても、話すことはできません。宮古と沖縄本島、場所が離れてしまうと、こんなにも言葉が違ってくるのですね。
久しぶりに首里高の吹奏楽部の様子を知りました。高校時代を懐かしく思い出しました。当時吹奏楽部顧問の敏先生にも随分お世話になりました。 楽しい事ばかりでもなかった部活動ですが、今繋がっているのはやはり、そんな思いを一緒にしてきた仲間が殆どです。娘さんも楽しい思い出がたくさんできますように。
★おもろさうしさん、「ハリネズミの距離感」。とても大切ですね。 つかず、離れず。 身近に35歳になりながら、職を見つけられずに、年金生活している親の元で親と話す術も知らない人を知っています。親に話すときはいつでも反抗的、それだからと言って住まわせてもらっている親にお金を払いもせず、出て行こうともせず。「他人」(親兄弟を含め)と係わり合いになるなって真っ平なんて口荒く言っているようです。
そんな状態が7,8年も続いていて、親も子供も疲れ果てているように見受けられます。 「ハリネズミの距離感」、機会があれば、その人たちにも教えてあげようと思います。
暑いでしょうが、皆様、夏バテされませんように。。。。。