2012/08/22(水) 20:10 - 33 期 漢那 (男)
こんなことがあった。
一昨日のことなんだが 木陰で休んでいたら 高齢のオバーとユンタクをする機会があってさ
色々と野菜やおイモの話から 病気や健康にまつわる話とか・・・ほんと色々と
このオバー「兄さんチュラニーセーだねー」と褒め上手なところもあって 俺も悪い気はしない。
オバー孝行のつもりで 少しの間 話を聞いていたんだ。
全部 方言だったけど標準語にすると おおまかこんなことを言っていたよ。
「私たちの世代は一人者が多いよ もうー90歳余るけど自分がこんなに長生きするとは思わなかっさー 私たちの時代は並大抵の苦労じゃなかった 食事が与えられなくて栄養が無いから子供も死なせてね
軽い小さな病気でもアっというまに死んでいく子もいた。」
急に笑い出して話し続けるオバー「これだけ生きたから もういつ迎えが来ても良いけど・・・恥ずかしいさー 相手(ご主人)は23歳で死んだから こんな90歳すぎた私を見ても分からないはずネ 『こんなオバー(私)知らないッ』て言われたら恥ずかしい」
「結婚生活は一ヶ月も無かった 南洋(戦争)に行ってそのまま。 お腹に子供が入っていたからさ 必死に生きてきた 褒めてくれるかねー ケンカしたことも無いよ ケンカもしたかったさー ふふふっ(笑)」
こらえていたけど 涙が止まらんかった。俺は不覚にも泣いてしまった。
このオバーは子や孫に大切にされているようだったので 安堵したよ
23歳のご主人から「よく頑張ったネ」とねぎらってもらえることを切に願いつつ
オバーの人生にたくさんの慶びがありますように!