沖縄県立首里高等学校:養秀の杜・植物苑 掲示板

No.66 色々な芭蕉

2014/06/19(木) 14:45 - 最後の一中生 期 吉田朝啓 () chokei@nirai.ne.jp
先に、カンナからバナナまでの一連の植物群について、触れたが、その中で、大きなグループに、バナナの類があり、最近話題になっているものに、オオギバショウという大物がある。マダガスカル島原産といわれているが、堂々とした姿は、鑑賞に値する。以前は、タビビトノキなどと呼ばれ、砂漠で、水が欲しいと感じた旅人がこの植物の幹を切ると、中からたっぷりと冷たい水が溢れて、喉を潤すという謂れが通用したらしい。あるいは、西も東も分からなくなった旅人が「東西に葉っぱを広げるこの樹の特性」を観て、行く先を決めたとう謂れから、「タビビトノキ」という名前がついた、といわれるが、いずれも信憑性がなく、現在は、その特異な姿から「オオギバショウ」という正式名がつけられた。名の通り、平たく交互に葉を出して、全体として巨大な扇のような姿になる珍しい芭蕉である。地植えすると、樹高10メートルと超す大木となるが、大きめの鉢に植えると、室内観葉植物の大物として、レストランやホテルの玄関の主役となる。一般家庭のベランダに置くと、外から見ても、内から眺めても存在感のある点景となること請け合い。「養秀の杜・植物苑」では、園芸店で5~6千円のところ、大型観葉植物コーナーで、¥2500で提供しています。早い者勝ち。

No.65 カンナからバナナまで

2014/06/19(木) 14:25 - 最後の一中生 期 吉田朝啓 () chokei@nirai.ne.jp
「カンカンカンナの花咲けば~~」と、子供の詩にあるカンナは、柔らかそうな鮮やかな花を咲かせる夏の花であるが、このカンナのグループから大きな実をつけるバナナまで、一連の植物のグループは、関連のある植物の一門で、進化の途中には、サンニン(月桃)や、ゴクラクチョウカ(Bird of Paradaice)など、名の通った園芸品種もある。最近、園芸の世界で重宝されるグループとして、ヘリコニアやいろいろなジンジャー類が登場するようになった。「養秀の杜・植物苑」では、このような”望まれていながら、まだ普及してない”種類を仕入れて、増殖し、提供しようという、方針から、この度、アカボゲットウ(レッドジンジャー)を多数そろえることに成功した。これは、名の通り、赤い穂のサンニンともいえる小型の生姜科の植物で、春から秋までせっせと開花するとてもチャーミングな熱帯植物である。庭先の半日蔭か、大きめの鉢に植えて、風当りを避けて養生すると、真紅の花(実は苞という部分)を見せてくれる。ベランダに置いて、なるべく柔らかい腐葉土を使うと、たくましく成長し、次々と花を展開する。「養秀の杜・植物苑」では、「アカボゲットウ」コーナーで展示即売しています。一鉢¥500.

No.64 ツバキ銘木の救出・増殖作戦

2014/06/18(水) 11:32 - 最後の一中生 期 吉田朝啓 () chokei@nirai.ne.jp
首里・当蔵町にある旧家で、アパートの建築が始まるということで、その古い庭で百年以上の樹齢を誇る椿の銘木を救出する作業が始まった。まず、根回しをして、樹冠に茂る枝葉を切り落とす作業の後、取りあえず美ら島財団の植物園に仮植えし、後日、首里城公園に定植するという計画。その際、切り落とされる枝を捨てるのはもったいない、として、急拠、養秀園芸サークルのベテランたちが、枝を貰い受け、大量に挿し木をすることになった。無慮500本の挿し木が完了した。来年以降、樹齢100年の銘木の苗が提供されることになっており、「養秀の杜・植物苑」で、希望者の受付が始まった。十分あるので、あわてる必要はないが、関心をもって、見守っていてほしい。

No.63 多種多様なツバキの話

2014/06/17(火) 17:06 - 最後の一中生 期 吉田朝啓 () chokei@nirai.ne.jp
先日、首里のウドントゥンチに辛うじて生き残っている椿の銘木を救出して、取りあえず「美ら島財団」に預けておき、後程着実に首里城内に移植する計画の話題を書いたが、これに関連して、今月29日(日)午後2時から、養秀会館ホールで「琉球の椿」「椿移植の計画」など、講演と質疑応答の企画があるのをお知らせしたい。23日(月)の一中健児の塔慰霊祭」の翌日24日(火)から始まる「養秀の杜・植物苑」主催の「養秀園芸祭」にも、珍しい琉球の椿の「展示即売」が行われるのだが、その外にも、園芸祭の多彩な作品が展示されることも、併せてお知らせしたい。「小島盆景、丸太園芸、ジュラン、セイロンセンナ、蝶の食草各種、ラン、椿、熱帯花木、ホワイトジンジャー、レッドジンジャーなど、各種の園芸作品」が提供されます。ゆるりと鑑賞の上、たくさん買い上げて下さい。駐車場は会館近くの民間駐車場も利用できます。あ、そうそう、忘れるところだった。珍しく春三月に咲いて、ハラハラと散る久米島産真っ白い花の「クメノサクラ」も、少数でうが提供されます。早い者勝ち。

No.62 一中健児の塔前の石庭

2014/06/17(火) 16:43 - 最後の一中生 期 吉田朝啓 () chokei@nirai.ne.jp
雑草に覆われ、ただの岩石としか映らなかった健児の塔前の巨石が、堂々とした姿になった。石そのものは昔のままだが、周りに優雅な竹垣が回らされ、白い砂利が敷かれ、全体として静穏な環境に整えられた。この石、首里高校の故末吉安久先生(美術担当、ロマンの森立案者)によりデザインされ設置された由緒ある物です。隣に単座する一中健児の像と併せて、訪れる人に安らぎを与えるコーナーとなっている。修景のすべての費用は、最後の一中生サクラ会(一水会)有志と、木製の表示板に刻銘されているが、実は、最後の一中生の一人山田芳男君の寄贈。デザインと施工は、31期生(?)の豊崎孟彦君によるもの。このように、養秀会館に関して、最近は、同窓生による支援が増えている傾向がある。先月の同窓会総会では、従来の評議員会を改めて、代議員制度となり、より身近に同窓会を感じて貰う施策が効を奏しているようだ。会館二階入り口、両サイドに置かれた木製のベンチには、”最後の一中生「さくら会」有志一水会寄贈”と明記されていて、これも母校を想う首里高校(一中)のアチコーコー人間が少なくないことを表している。

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