沖縄県立首里高等学校:22期 掲示板

No.63 「役者」じゃなくて「訳者」

2002/02/20(水) 22:28 - 14 組 じゅんちゃん ()
直前のカキコ【62】の7行目、「役者」は「訳者」の間違いです。
一行が長くなると、変換チェックがおろそかになりがちで、ここで訂正します。

No.62 「ハリー・ポッター』のこと

2002/02/20(水) 22:21 - 14 組 じゅんちゃん ()
後輩M.Hさん、ご無沙汰です。
『ハリー・ポッター』についてのご質問ですが、実はまだ映画を見ていません。
ですから「原作と映画とどっちがいいの?」という質問については、まだお答えできません。
一度映画を見てからお返事を、とも思いましたが、そうするとあと半年かかりそうなのでとりあえず現況を報告したほうが良いと思い久々のカキコをしています。

 とはいえ、原作の『ハリー・ポッター』はいざ知らず、日本語訳3巻はとても楽しく読めました。
子供たちにも読みやすいように、たいていの漢字にはルビがふってあり、言葉遣いも現代国語(?)になっていて、活字離れが激しいという今の子供たちにも十分対応できる表現になっていると思います。日本語訳に1年かけているという役者の思いがわかる気がします。
 内容も、家族や友情、さらには個人の成長という普遍的なテーマを、魔法学校というシチュエーションやそこに登場する様々なキャラクター(人間だけでなく)との関わりの中で、知らず知らず考えさせる仕組みになっていると思いました。
 さらに、魔法学校で使われる教科書のタイトル、3次元サッカー(ホッケー)ともいえるような「クイディチ」というスポーツに対する作者の想像力の豊かさも、この作品を楽しく読めた理由の一つだと思います。

 すでに、『ハリー・ポッター』は、「賢者の石」、「秘密の部屋」、「アズカバンの囚人」の3巻が和訳され、1巻目は映画化もされています。原作は4巻目も発刊されました。
あっという間に読めますので、是非ご一読あれ。

No.61 『ハリー・ポッター』はいかがでしたか?

2002/01/26(土) 00:43 - ♪ 組 後輩M.H. ()
じゅん先輩は、『ハリー・ポッター』のシリーズ3巻を2日で読み上げられたそうですが、是非、ご感想をお聞かせくださいませ!
最近、映画化されて大変な話題になっていますが、昔から映画よりは、原作を先に読んだほうが良いと言いますでしょう?この作品に関してはどうなのでしょう・・・。

No.60 Origin!

2002/01/23(水) 04:37 - ♪ 組 後輩M.H. ()
インパクトがすごいです。
さすが、オリジナルだと思いました。
深く考えさせられました。
地球を惑星の外から見みたら、国ごとの境目なんてないのですもの…。
地球上の人類を一つの村に例えることによって、実は、みんな一緒の運命共同体なのだ、と強く感じさせてくれます。
そして、想います。人の命の尊さと人間の行いの愚かさを…。

No.59 「1000人の村」はいかが?

2002/01/22(火) 22:53 - 14 組 じゅんちゃん ()
ご無沙汰です。
「ハリー・ポッター」シリーズ3巻を娘が友人から借りてきたのを横取りして、二日で読み上げたり、
そのほかにもいろいろとやることがあったりして、最近はスーミーばかりしてました。(ちょっと仮名が多いぞ!?)

11号室で、「100人の村」の話が出てましたね。あの詩(?)には私も少なからず心を動かされました。
ただ、自分でコピーはとったものの、人の価値観はそれぞれ違うので、よそに転送するのは避けていました。
ですから、「100人、、、」を転送するのは初めてです。

ところで、検索ソフト「Google」で、面白いものを見つけました。なんと、「100人の村」にはそのオリジナルがあったのです
作者はドネラ・メドウス。掲載は、『世界市民』1990年5月31日号。以下ペーストします、ご鑑賞あれ。
(ただし、数字やその比率は、1970年代か80年代の統計が使われているようです。だからといって、
それがこのレポートの価値をいささかも損ねるものではないと私は思います。)

1990年5月31日号『世界市民』(Global Citizen)
ドネラ・メドウズ

村の状態のレポート

もし世界が1000人の村だとしたら
584人がアジア人
123人がアフリカ人
95人が東西ヨーロッパ人
84人がラテンアメリカ人
55人がソビエト人(とりあえずリトアニア・ラトヴィア・エストニアなどを含む)
52人が北アメリカ人
6人がオーストラリア人とニュージーランド人
村の人々の意思疎通はかなり困難だ。
165人が中国普通話を話す
86人が英語を話す
83人がヒンディー語かウルドゥー語
64人がスペイン語
58人がロシア語
37人がアラビア語
このリストでは村の半分の人の母国語しか載っていない。残りの半分は(多い順に)ベンガル語、ポルトガル語、インドネシア語、日本語、ドイツ語、フランス語、その他200語が話されている。

その村のうち……
300人がキリスト教徒(183人がカトリック、84人がプロテスタント、33人が正教会)
175人がイスラム教徒
128人がヒンドゥー教徒
55人が仏教徒
47人がアニミスト
210人が残りの宗教(無神論者を含む)

村の3分の1(330人)は子供。子供たちの半分だけが、はしかや小児まひのような予防可能な伝染病に対して免疫がある。
1000人の村人のうち60人が65歳以上。
既婚女性の半分以下しか、近代的な避妊具を入手・使用できない。
毎年28人の赤ん坊が生まれる。
毎年10人が死に、そのうち3人が食糧不足で、1人がガンで死ぬ。死者のうち二人は生まれて1年以内の赤ん坊だ。
村の1人はHIVウイルスに感染している。その人はまだエイズの末期症状にまでは至っていないだろう。
28人が出生し、10人が死亡するので、翌年の村の人口は1018人になる。

この1000人の共同体で、200人が収入の4分の3を手にしている。別の200人は収入の2%しか手にしない。
70人だけが自動車を持っている(そのうち数人は複数の車を持っている)。
約3分の1の人は、きれいで安全な飲み水を入手できない。
村の670人の成人のうち、2分の1が文盲。

村は一人あたり6エーカー(2.4ヘクタール)の土地を持っている。全部で6000エーカー(2400ヘクタール)の土地のうち、
700エーカー(280ヘクタール)が耕作地
1400エーカー(560ヘクタール)が牧草地
1900エーカー(760ヘクタール)が森林地帯
2000エーカー(800ヘクタール)が砂漠、ツンドラ、舗装その他の不毛地帯
森林地帯は急速に減少している。不毛地帯は増えている。残りの土地分類はおおむね安定している。
村は肥料の83%を耕作地の40%に投入する――それは最も豊かで最もよく食べている人たちが所有している。この土地から流れ去る過大な肥料が湖と井戸に汚染を起こす。
肥料の残り17%を割り当てられた60%の残りの土地は、穀物の28%を生産し、73%の人々を養うことになる。その土地の上の平均穀物産出は、金持ちの村人たちが得た産出量の3分の1である。

もし世界が1000人の村であったなら、5人の軍人、7人の教師、1人の医者がいるだろう。毎年300万ドル以上の村の歳出予算のうち、18万1000ドルが武器と戦争に、15万9000ドルが教育に、13万2000ドルが健康管理に使われている。

村はその地下に、村を何度も吹き飛ばしてしまうのに十分な破壊力を持つ核兵器を埋めている。これらの武器はちょうど100人の制御下にある。他の900人は、その100人がうまくやっていけるかどうか、もしうまくやっていったとしても、その武器を不注意や技術的失敗で爆発させないかどうか、また武器を廃棄することに決まったとしても、その兵器から生まれる危険な放射性物質を村のどこで処分するのかを心配して、深い不安を抱いて眺めている。

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