沖縄県立首里高等学校 66期 掲示板

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ハブの捕虜収容所を天界寺跡の広場に想定した気持ちの裏には、実はもう一つのエビデンスがある。この天界寺跡の直ぐ南には、崖があり、昔、古い墓が並んでいたところ、蔡温が「古墓撤去令」を出して、墓を一掃したというある種の史跡である。そこへ、昭和19年から２０年にかけて、牛島司令官率いる第32軍玉9700部隊衛兵所が設けられ、一中鉄血勤皇隊（主として2年生）が配置されたところである。昭和20年（1945年）5月13日、那覇沖のチービシから飛んできた砲弾によって、爆破され、勤皇隊員3名が即死した場所である。そのうちの一人、伊豆味元三さんは、小生の小学校・一中をとおしての三年上の先輩。山川町の自宅付近でよく遊んだ仲である。そのような「聖地」を岩石が崩落したままの荒れ地にして放置するわけにはいかん、と、思って、遥か西側にある養秀同窓会敷地からこつこつと遊歩道を通して、森林公園にしようという執念。その一中鉄血勤皇隊の史跡と、その上方にある天界寺跡「ハブの捕虜収容所」とを、一帯の史跡として、保存してほしいという、連立方程式を、どうやって解くか。